ビットコインには革新的なメリットがある

■それまでの送金の常識を覆すビットコイン

ビットコインの仕組みを理解したら、次に知りたくなるのは、ビットコインを利用することのメリットでしょう。ビットコインは従来の通貨とは全く異なる、革新的な通貨です。

ビットコインが誕生する前から、仮想通貨のようなものは理論的に知られていましたが、技術的に不可能だとされてきました。それを21世紀の技術で可能にしたのがビットコインです。

ビットコインが誕生してから、追従するように数百種類の仮想通貨が生まれました。世界に革新的イノベーションを起こしたビットコインは、私たちに何をもたらすのか?まず、そのメリットについて解説します。

■送金手数料は数円。最低0円で海外送金まで可能!

まず、ビットコインのメリットとして最も評価されているのが、送金手数料の安さです。通常、送金手段に銀行振込を使うと、国内で数百円、海外だと数千円かかります。

それをビットコインでは、0円から数円で行うことができます。国内海外を問わず、です。ビットコインの手数料は送るデータの量、つまり送金額や取引回数をもとに、複雑な計算で算出されます。ほとんどの場合は無料です。

理論上はどんな場合も無料で行うことができますが、大きなデータを無料でやりとりしようとした場合、数時間~数日待たされることがあります。

というのは、計算される手数料というのはあくまでも通常のスピードで処理されるとした場合の見積もりのようなものであり、送金者は任意の金額を設定することができます。

手数料が高いもののほうが早く処理されるため、見積もりで手数料が発生しているにもかかわらず無料に設定すると、後回しにされてしまうのです。

なぜこのようなるのかというと、送金で支払う手数料は承認作業をした人(マイナー)が、マイニングによって得る報酬に上乗せされます。マイナーは手数料の高いものから順に処理する仕組みになっているため、このような優先順位が決定されるのです。

後回しにされるといっても、いつまでも放置されるわけではなく、必ずいつかは処理されるようになっています。とはいえ、かかっても数円~数十円ですので、振込手数料に比べたら破格といえるでしょう。

振込手数料が銀行への手間賃になるのに対して、ビットコインの手数料は世界中にいる承認作業者に支払われるというのが、P2Pを用いたビットコインの大きな特徴です。

銀行の手数料は銀行が自由に決められますが、ビットコインの手数料は最終的には送金者が決められます。

■銀行休業日でも、地球の裏側でも数十分で送金できる

さらに、また銀行振込との比較になりますが、送金スピードが早いというのも大きな魅力です。

通常、ビットコインでの送金にかかる時間は10分程度です。貨幣や硬貨のやりとりには及びませんが、遠隔地での送金については大きなメリットになります。

また、現物のやりとりに及ばないといっても、送金手続き自体は一瞬で終わり、送金を受けたほうがそのお金を使えるまでに10分程度かかるというものなので、お店でのお買い物などでは法定通貨と同様に使うことができます。

このスピードは、地球上のどこにいても、真夜中でも、インターネットにつながりさえすれば、変わりません。通常、銀行で海外送金を行うと、数日から2週間程度かかります。国内でも、その日のうちに確実に送金を確認したければ、銀行営業日の午前中に手続きをする必要があります。

それが数十分で済むのですから、ビジネス、とりわけ国際的な事業にビットコインを使えば、スムーズに取引をすることができます。

送金にかかる数十分は、マイナーが送金の承認をするまでにかかる時間です。承認作業をする権利は、送金時に出される暗号を一番最初に解いた人が得られますが、ビットコインのシステム設計上、この暗号を解くのに10分程度かかるようになっているのです。

■個人間で直接取引できるから、身軽で安全

もう一つのメリットは、個人間で直接取引ができるということです。具体的には、手間がかからない、組み戻しなどが発生しない、サーバー障害などで取引ができなくなるということがない、とったところです。

銀行を仲介すれば、銀行が示す手順に乗っ取って、送金手続きをする必要があります。相手の口座番号を書き、自分の電話番号を書き、順番を待つ。インターネットバンキングなら、ログインして取引パスワードを入れて…ビットコインなら、相手のアドレスさえわかれば送金ができます。

アドレスは、ウォレットという送受金に必要なアプリに固有に割り当てられた番号で、QRコードで発行・読み取ることもできます。

また、組み戻しあるいはチャージバックということがありません。クレジットカードでは、決済されたものが不正に使用されたカードだったことがわかり、カード会社が支払いを止める、チャージバックということがまれにあります。

この場合、支払いを受け(るはずだっ)た人は、商品やサービスを提供したにもかかわらず、対価を受け取ることができません。ビットコインは個人間直接の取引なので、こういったことがありません。

また、銀行ではサーバー障害などの事故やメンテナンスのために一時的に取引ができなくなることがあります。ビットコインの承認者は世界中にいますので、事故やメンテナンスによる決済停止はありません。事故だけでなく、銀行のように提供者が特定されたサービスは、時として悪意をもった者の攻撃対象になることがあります。インターネットバンキングの不正送金は、2015年で約30億円でした。

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