発行量

■発行量とは

500円玉や100円玉は造幣局で製造されます。お札は国立印刷局で作られ、日本銀行に納められます。ビットコインはマイナーと呼ばれる人が、流通のための作業を手伝う(マイニング)ことによって、新規に発行されます。この発行量には上限があります。

発行量が約2100万BTCに達するとそれ以降は新しいビットコインが出回ることがなくなります。そのようなプログラムがあらかじめ組まれているのです。

上限を設ける理由は、希少価値を高めるためです。無限に発行できる通貨は発行量を調整しやすい反面、状況判断を間違えるとお金の価値が暴落してしまいます。これをインフレ通貨といいます。ジンバブエでは2000年代に100兆ジンバブエドル紙幣が登場するハイパーインフレーションにおちいりました。

発行量に上限があるビットコインはデフレ通貨です。インフレを懸念されることがないので、希少性を維持することができます。埋蔵量に限りがある金やプラチナなどの希少金属に例えられます。

■発行量の上限を迎えるとどうなる?

ビットコインには特定の発行者がいません。不特定多数の人々が新規に発行されるビットコインを目当てにマイニングをすることによって、信頼性を担保します。では、マイナーの報酬となる新規発行がなくなったらどうなるのでしょうか?マイニングをする人がいなくなれば、ビットコインの価値がなくなってしまうはずです。

ところがマイナーの報酬は新規発行だけではありません。送金時に支払う手数料もマイナーのものになります。そのため、ビットコインが機能しなくなる事態は避けられるでしょう。

ただ、実際に上限を迎えてみないとわからないというのが正直なところです。手数料の上昇を懸念する人が売ることによって価格が下がるかもしれませんし、希少価値が効果を発揮してプレミアがつき、現在よりも数倍高い値段で取引されているかもしれません。

■いつ発行量の上限を迎えるのか?

2017年3月時点で、発行済のビットコインは約1600万BTCです。すでに4分の3が発行されていることになります。ですが一度に発行される量はだんだん減っていくので、すぐに上限を迎えることはありません。

計算上は2140年頃に上限を迎えることになりますが、2033年頃までには99%が発行されています。この頃にはビットコインをとりまく状況は変わっているかもしれません。新たな暗号通貨が台頭していたり、反対の世界の基軸通貨となっていたりする可能性もあります。

人類初の暗号通貨が今後どうなるのか、非常に興味深いと思いませんか?

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