実際の店舗だけじゃない!ネット取引で真価を発揮、ビットコイン決済

■仮想通貨の真価は、インターネットで発揮される

店舗での決済が可能なことは、ビットコインの普及をさらに後押ししていくでしょう。まだまだ、仮想通貨の勢いがとどまるところを知りません。その真価は、インターネット上のサービスと組み合わせることで発揮されます。通販サイトをはじめ、ビットコインで買えないものはほとんどありません。

■取引所で買い物ができる?キャッシュバックもビットコインで

ビットコイン取引所と通販サイトや決済代行会社が提携して、ビットコインを使ったサービスを提供しているパターンは多くあります。大手取引所のbitFlyer(ビットフライヤー)のインターフェースが面白いので紹介します。

bitFlyerにアカウントを登録してログインすると、「ビットコイン販売所」「クレジットカードで買う」などの項目のほかに、「ビットコインをつかう」という項目があります。この取引所では、ビットコインを売買するだけではなく、取引所のプラットフォームから手軽に使うということができるのです。ビットコインの価格が高くなった時にAmazonギフト券や楽天Edyを購入すれば、少ないビットコインで多くの買い物をすることができます。家電や印刷されたビットコインを買うこともできます。

使うだけではなく、「ビットコインをもらう」こともできます。このサイトを通じて楽天で買い物をしたり、サービスを購入すると、いくらかがビットコインでキャッシュバックされます。サービスには、保険の相談やピザの注文、プロパンガスの申込のようなインフラに近いものまで様々。ポイントカードのように、気づけばちょっとした贅沢ができるくらいに貯まっていた…なんてこともあるかもしれません。

■取引所と決済代行会社、通販サイトなどが手を組んで提供するサービス

動画配信・ゲーム・FXなどのWEBサービスや通信販売を展開するDMMは、取引所のcoincheck(コインチェック)、決済サービスのレジュプレスと提携し、ビットコインでの決済を導入しています。DMMでは、まずポイントを購入してから、そのポイントを使って購入するのですが、ポイント購入時にビットコインを使うことができます。coincheckで購入したビットコインは、ワンタッチで簡単にDMMポイントに換えられます。

coincheckとレジュプレスのタッグは、DMMだけでなく、決済サービスとして多くの店舗や通販サイトなどに提供しています。インターネット通販サイト「Touch mall(タッチモール)」は、割安価格で食品から家電製品なども購入できるネットスーパー。決済方法にクレジットカード・銀行振込と並んで、ビットコイン決済を選択することができます。クレジットカードを持っていなくても、煩わしい銀行振込手続きをすることなく支払いができます。

このタッグとLPガスの三ツ輪産業が手を組み、電気代をビットコインで支払うことができる仕組みもあります。また、既存の電力会社から乗り換えることで、支払いはそのまま日本円で行い、ビットコインで一部をキャッシュバックされるというのも面白いサービスです。関東・中部・関西地方が対象です。

オンラインショップ支援業者も、続々導入しています。ショップサーブは、フィスコ仮想取引研究所などと提携。EC-CUBEは、取引所「Zaif(ザイフ)」を運営するテックビューロと提携し、それぞれ顧客店舗での買い物をビットコインで決済できるシステムを構築しています。

「Zaif」はまた、Twitter(ツイッター)で送受金ができる機能も提供しています。ビットコインを送金するためにはビットコインアドレスという口座番号のようなものが必要ですが、このサービスを使うとTwitterのアカウントのみで送金することができます。

■買い物代行サービスから、金券ショップのようなものまで

ある意味究極といえるのは、あらゆる買い物を代行するという触れ込みの、その名も「Bitcoinでお買い物」。主に海外在住者向けのサービスですが、国内への配送もしています。仕組みとしては、まず日本の商品を買いたい人は、商品の情報や配送先を入力。すると、業者からメールで見積もりが送られてきます。そのメールに記載されているURLをクリックすると、支払先のビットコインアドレス(口座番号のようなもの)が表示されます。あとは、そこのアドレスに送金するだけ。ビットコインアドレスはテキストと二次元バーコードで表示できるので、煩雑な操作をすることなく決済できます。クレジットカード番号を入力するような手間も必要ありません。

他にも、様々な業界で使われています。「Bitでマネー」「コインギフト」「amaten(アマテン)」などは、iTunesカードやLINEプリペイドカードがビットコインで購入できるサービス。

世界に目を向けると、レンタルサーバーの「WordPress」や、ゲーム販売会社の「STEAM」もビットコインでの支払いに対応しています。アメリカの「The Bitcoin Store」は、ビットコインによる革命を後押しするとして、衣料品やビットコインをモチーフにした絵画などを扱っています。

「Purse」は、Amazonの商品が割安価格で購入できるサービス。買い物代行と金券ショップを融合させたようなユニークなビジネスモデルです。まずAmazonで買い物をしたい人は、ほしいもののリストを公開します。このときに希望値引き価格を指定して、仲介会社であるPurseに預け金としてビットコインを送金します。それを見た人が、Amazonギフト券を使い、本人宛のギフトとして商品を購入。Purseから預けられていたビットコインを、仲介手数料を差し引いて受け取ります。一見すると買い物を代行している人は値引き分損をしているだけのようですが、これはAmazonギフト券を現金化(ビットコイン化)するための手数料のようなものです。商品券などを金券ショップで現金化した時の、額面と買取価格の差と同じというわけです。Purse自体は日本語非対応ですが、日本のアマゾン商品購入を依頼することはできます。

■ビットコインだけで生活はできるか?家賃まで支払った人もいる

飲食店に電気料金、衣料品も通販サイトで手に入ることを考えると、衣食住何でもビットコインで手に入りそうです。実際に、アメリカには3ヶ月間ビットコインで暮らした夫婦がいるそうです。家賃は大家と交渉の末、1割ほど高くなったとのことですが…

大家にとっては、本来安定した収益となるはずの家賃がビットコインの価格によって変動するのは、リスクがあることです。とはいえ、実際にやった人がいるということは、将来的に可能になるかもしれません。その時には、価格の変動リスクをカバーする金融商品が生まれるなど、また新たなサービスが生まれているかもしれませんね。

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